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沈黙を気取れない

Vo太一の日記
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  • 04/21/20:54

「神は細部に宿る」

「神は細部に宿る」、僕の好きなことばです。
ものを創るときには、こだわりぬいた細かな部分にこそ神様は降りてくる、という意味です。
ドラマなどで言えば背景となるセットの窓枠の隅の部分だとか、役者の台詞の語尾の余韻だとか、照明を当てる角度とか、きっとそういう部分です。

音楽でいえば、サビでもなんでもないところにある八分休符の裏とか、Aメロの唄の合間とかに神様は隠れてるんだと思います。


あらゆる部分に神経を行き届かせていこうと改めて思います。行間を読むように、言葉の裏をかくように、表情を読み取るように。難しいですけど。
「わたしは」という歌のフレーズがあるとすれば、「し」と「は」の間にこそ神経を集中させるのです。 もっと厳密に言えば、「し」が「ci」、または「si」なのか、あるいは「shi」なのか、そういう部分も意識するのです。それによって唇と舌と歯と空気の使い方が変わってきます。
そこに加えてさらに音程とリズムと言葉としての意味があるわけですから、一つ一つの言葉を緻密に唄として構築していくとなると、一つの唄の中にはたくさんの数の選択肢と解釈があるわけです。
そこから一個一個選択し組み合わせていったものが僕の唄になるわけです。うひー。


そこまで考えていくと、僕はどうしても「唄」というものの中には一種の宇宙みたいなものがあるのではないかと感じてしまうのです。神様が宿っていてもおかしくありません。


今日はFiona Appleを聴いていてそんなことを思いました。彼女の声はかっこよすぎます。
唄の中には宇宙があるんです。そして神様も隠れています。
今日はそんな感じでした。
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