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ジグソー
「ジグソー」
指先をそっと 手のひらに重ねて
息をしてみたんだ
目を凝らして見た 今夜はいつもより
優しくまどろんで
危うげに
僕たちを誘いこんでいるかのよう
左耳だけで 聴いてたその声は
夜をきりひらいて
かわりばえのない ありふれた日常を
うまくかけちがえた
より綺麗に
より素敵に
世界に 口づけを
うすい真っ白な
傷跡に寄り添って僕らは
見えない輪郭(カタチ)を探しては
夜を旅してる
ただ望んだまま
悲しみが言った
「やがて朝が来て喜びは死ぬだろう
血を流した花が
種をなくしてしまうのと同じことだ」とさ
羽はおちて
翼もなくして
声も枯れた
ならさ
より綺麗に
より素敵に
世界に口づけを
ひとつふたつと なぞっては確かめていようとして
君の瞳の名残を抱きよせて
僕はただ
見えない輪郭を探しては
夜を旅して
うすい真っ白な傷跡に
寄り添って僕らはさ
望むままに
望むままに
指先をそっと 手のひらに重ねて
息をしてみたんだ
目を凝らして見た 今夜はいつもより
優しくまどろんで
危うげに
僕たちを誘いこんでいるかのよう
左耳だけで 聴いてたその声は
夜をきりひらいて
かわりばえのない ありふれた日常を
うまくかけちがえた
より綺麗に
より素敵に
世界に 口づけを
うすい真っ白な
傷跡に寄り添って僕らは
見えない輪郭(カタチ)を探しては
夜を旅してる
ただ望んだまま
悲しみが言った
「やがて朝が来て喜びは死ぬだろう
血を流した花が
種をなくしてしまうのと同じことだ」とさ
羽はおちて
翼もなくして
声も枯れた
ならさ
より綺麗に
より素敵に
世界に口づけを
ひとつふたつと なぞっては確かめていようとして
君の瞳の名残を抱きよせて
僕はただ
見えない輪郭を探しては
夜を旅して
うすい真っ白な傷跡に
寄り添って僕らはさ
望むままに
望むままに
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