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沈黙を気取れない

Vo太一の日記
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  • 05/11/16:52

灰空

今から下北沢のスタジオでレコーディングをします。
もちろん自主レコーディング!
先輩のとしさんにとってもらいます。



灰空をとります。
なんだか素晴らしい音源になるような気がしています。


どうぞお楽しみに!!!
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針の無い世界

その不思議な世界には針がなかった。
裁縫に使う針はもちろんのこと、
時計の針も。
人々は皆一枚の布でできた服を着て、地位の高い者にはその地位に見合った数だけの布を着ることが許された。
世界の王は1000枚の布で重ねられた服を着て、どこにいくにもその長い尾をひきずって歩いた。


その世界には月が三つあり、わからないことは全て教えてくれた。
暦も、その世界の形も、距離も、時間も、全て。
暦の数えかたは三つ存在していたが、戦争の末に赤い月を基にしたもので統一された。
他に黄色い月と青い月があった。



青い月が最も大きく見える土地で生まれたものは、なぜか髪が黄色かった。
赤い月が最も大きく見える土地で生まれたものは、なぜか瞳が青かった。
黄色い月が最も大きく見える土地で生まれたものは、なぜか掌が赤かった。
全ての月が同じ大きさで見える土地で生まれたものは、とくに特徴をもたなかった。


戦争が終わり赤い月の暦に統一されてからは、青い瞳の者が世界を支配した。
髪の黄色いものたちは迫害をうけた。
しかし、それらの特徴は決して遺伝ではなく生まれた場所によるものだったため、暮らす場所と子供を産む場所をめぐり度々争いが起こった。



そんな不思議な世界の夢をみた。
赤い月の大きな場所で生まれた彼らの瞳はそれはそれは綺麗だった。
黄色い髪の人たちはだいたいみんな髪を染めて青いカラコンをして生まれた場所を偽っていた。
けれど、その黄色い髪も見事なものだった。
赤い掌には、少しびっくりしてしまった。









俺はたくさんの悲劇を目にした。
あんな風に生まれた場所で人間の価値が決められてしまうなんて。わけがわからなかった。
変な夢だった。
本当に変な夢だった。
ちなみに俺は俺のままだった。三つの月が同じ大きさで綺麗に並んで見える場所で生まれたらしかった。
無意識に青い瞳に強烈に憧れている自分がいて、自分自身の個性に納得するのに時間がかかった。
夢なのに変にリアルでびっくりした。
自分を含め人間て怖いと思ってしまった。
ごっつぁんです。 

腑抜けども

昨日は新宿ナインスパイスでライブでした。
来てくれた方、
見てくれた方、
本当にありがとうございました。




もっともっともっともっと唄と音を追求しようと思いました。



ところで俺はライブの次の日は駄目になります。
いわゆる駄目人間というヤツです。
力が入らないのです。
なので今日は家でゆっくりしていました。

DVDで「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」という映画を見ました。
さおりからすすめられたのです。
サトエリが主演なんですけど、とても面白かったです。
ながさくひろみが面白かった。とても。
サトエリのスタイルのよさにびっくりしました。
あと役にハマりまくってました。









家でDVD見てゆっくりするなんて久しぶりでした。
ああ疲れた。

どっこいしょーいちろう

昨日ブログ書き忘れちまいましたね。
俺としたことが。毎日書いてたのに。ちくしょううう。



そして今日は新宿ナインスパイシイズでライブです。
超楽しみです。
リアレンジ曲やります、めちゃめちゃ久しぶりですよ。



19:10からです。どうぞお越しください。

ふきのとう

今日はバイトでした。
例のごとく、早朝5:30から店をかえて夕方16:00まで。
勤務の終わる時間が早いからあんまり実感なかったんですけど、労働時間が意外と長いんですよね。
最近眠いわけです。




バイトのあと、元気をつけようと思い地元のふきのとうへ。
「ふきのとう」というのは、ゆであげ専門パスタ屋さんの名前です。
そのお店が俺は好きで好きでたまらなくて、
内装が素敵で、広すぎなくて、静かで、店員さんの物腰も柔らかでにこやかで、夕方ころはあんまり混まないからバイト帰りにたまに行くんです。
とても癒されます。
きっと、コック兼店長さんの人柄がそのまんま出ているんだろうなと思います。
いつも厨房に入っているから顔は知らなかったのだけれど、前に行ったときたまたまバイトの面接を店の中でしていて、そのときに一度だけ話したことがあるんですよね。
とても物静かそうで人の良さそうな方でした。


おまけにふきのとうは、カウンターから厨房の中が見えないようになってるんです。
俺、駄目なんです、厨房の人たちが見えちゃうのが。
板前さんの表情とか、会話だとか、目上の人が後輩に指導している姿だとかががすごく気になっちゃって。
みんな仲良さそうにやってればいいんですけど、怖い顔してやってるとこの方が全然多いじゃないですか。

そういうの見ちゃうと、落ち着けないんですよね。多分もう癖になってるんです、人の身振り手振りを観察して性格を想像するのが。心の動きや気配を読んだりしたりするのも。
多分、職業病(まだ職業になってないですけど)です。
唄や歌詞書くのって、結局人間が題材ですもん。

けど、外食するときくらいそういうの忘れたいじゃないですか。 
ふきのとうは、そういうの忘れられるんですよね。あの店が地元にあって良かった。
俺が安らげる数少ない場所です。



だから今日も、とても楽しみにして店まで行ったんですけど、

お店、
休みでした。
泣きそうになりましたね。

確か、火曜日定休日なんですよね。すっかり忘れてました。



だからかわりにジョナサンにきて今いるんですけど、
ファミレスってうるさいっすね。
機械の音とか、ピンポンとか、有線のJ-popとか、食器洗う音とか。
あばばばばば。













ところで、江國香織の「きらきらひかる」という本を読み終わりました。
正直なところ、よくわかんなかったです。
登場人物が、誰一人好きになれませんでした。みんな普通じゃないんですもん。
わかんねえ、あれはわかんねえです。愛人がいるのに結婚するホモの気持ちだとか、その夫が愛人と別れるなら私も別れるなんていう奥さんの気持ちだとかなんてわかりません。
わかりません、僕には全然わかりません。
けれど、その本が伝えたいことはなんとなくわかったような気がしました。理屈とかじゃなくて、皮膚感覚で。



文章もあまり馴染まなくて、スラスラ読めませんでした。そんなのだから、俺はきっと江國香織さんとはウマがあわないんだろうなと思ったんですけど、今読んでる本がとても面白いのでそんなこともなさそうです。


「なつのひかり」という本を読み始めました。これは1995年に刊行された彼女の本で、「きらきらひかる」よりも四年ばかしあとです。
まだほんの冒頭ですが、とても面白いです。あと一週間で21歳という主人公の女の子が、ウェイトレスとバーの歌手っていう2つのバイトしてるんですよね。
バーの歌手ってのが良いですよね。
唄が好きな女の子は好きです。
唄に好かれている女の子なんて、もっと好きです。







とまあこんな具合に最近常に本読んでるんですけど、こういう風になる時期がたまにあるんですよね、俺。
この感じだとこのまま読書がライフワークになりそうなんですけどね。もう今月で五冊目です。



こういう風になるときって大概渇いてるんです。気持ちが。なんというか、どうしようもなくなってます。
だから他人の感情で埋めようとするんです。本はそのうえでとても最適なツールです。きっと寂しいんです、とてつもなく。そんなこと今更書くほどでもありませんが。

一体全体なぜ寂しいんだ俺は、ああ誰かに抱きしめて欲しい、
なんてそんな女々しいことを考えてしまうほどどうしようもなくなるときもあるのですが、そういった考えにいきついたとたん













ダキシメテホシイ?

オレガ?

ダレニ?

バカバカシイ、

クソクラエ。エ。エ。













なんてすっごいぎらついた刃物のような気分になります。
ああドウシヨウモネエ、
抱かれるだの抱くだのワケワカンネエナ、ハッハッハ。
って感じです。ごぎゃーん。













そんなわけで18日は新宿ナインスパイスでライブです。とても楽しみです。
良かったら是非お越しください。
音楽の神様がいらっしゃるならあなたも是非お越しください。
いつかその麗しき喉元にかぶりついてみせて差し上げますから。

ハッハッハ、

ごぎゃーん。
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