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沈黙を気取れない

Vo太一の日記
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  • 04/03/06:28

インレインボーズ

僕の中の負の感情を突き詰めていくと
意外も早く「くだらねぇ」という思考に到達する
そこで「何がくだらないの?」と親切にも聞き返しても
「全部」だなんて言いやがる


馬鹿やろう、それじゃあ話が全部おわっちまうじゃねえか、一体どんな思考回路してやがんだ
負の感情なんてそんなものだ
水面下の暗闇では拒絶っていう白いバケモンみたいのが口を大きくあけて全てを呑み込んでしまう
そのバケモンのさらに深くまで行かなきゃ本当の感情にはたどり着けないんだろうが、
大抵のヤツはそこで話が終っちゃうんだろうな



ところがどっこい、進む方向を180度かえて正の感情の方に進んでみる。つまり上に向かってみるのだ
すると、とんでもなく世界は広がっている
極彩色を呑み込んだ虹のようなオーロラがうねり、なんともまあちっぽけな自我である僕を歓迎しているかのようだ。
広すぎてどこにいけばいいかわからない。祝福だけがそこにある。
にっちもさっちもいかなくなりふとやってきた方を見下ろしてみる。するとそこにはやはり広大な闇が広がっている。ある程度上にきて初めてわかったが、負の感情の闇はとんでもなく深く広大で恐ろしいものなのだ。自分がそこにいたと思うとぞっとする。そして僕がいたところは浅瀬に過ぎない。闇はもっともっと下にのびて暗い
のだ。つまり僕は負の感情をなんら突き詰められてはいなかったのだ。本当の絶望はもっと別の場所にある。


今は正の世界しかみえない。極彩色の空だ。一体この先に何があるのか。行っても良いものなのだろうか。少なくとも僕は行ってみたいと思う。



長くなったがレディオヘッドの新作のアルバムを聴いたとき、俺はこういう感想を思った。アルバムの持つパワーがこういうイメージを産み出したのか、単に俺の経験論と結び付いてこのようなイメージとなったのかそれはわからないが、なんにしろすげぇアルバムだなと思った。
今のトムヨークの声は輝いている。長い暗鬱から解放されようとしている。俺にはそう思える。
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